心電図 読み方
心電図 読み方
心電図の勉強
1年目の始め、病棟のモニターが鳴るたびにドキドキ。
私は心電図が大が何個ついても足りないくらいに苦手でして…。
波形をみてもチンプンカンプン、アラームを消して良いのかわからずもたもたしていると「消して」「なんで消さないの?」、消したら消したで「今の分かって消してるの?」。
あー今思い出しても心が痛くなる…。
未だに心電図は苦手でモニターの近くに極力行きたくない。
そんな私の勉強方法、これは知っとくべきという波形を纏めてみました。
☆AなのかVなのか
これが分かれば心電図の勉強が分かりやすくなる。
それは「AなのかVなのか」。
Aは心房、Vは心室を指しています。
RAなら「右心室」、LVなら「左心室」です。
心電図の勉強をしているとaf,VT,PVCなど…略語で書いてあり、見るのも覚えるのもなかなか大変。
とってもしんどい。
しかし、Aは心房、Vは心室を覚えるだけでどこで発生している波形なのか分かります。
afなら心房で発生している、VTなら心室で発生しているものです。
そして、ACLS(二次救命処置)で除細動の適応になるのは「VF,pulselessVT」。
見て気づいたかもしれませんが、両方Vが付いていますね、心室で発生しているものです。
心臓の機能を考えれば緊急性が高いことが分かります。
☆タキッてる、ブラディー
モニターを見ながら先輩がよく使っている言葉。
最初のうちは慣れずに「はて?なんのこと?」となりますが、分かれば簡単。
タキッてるは「心拍数が多いこと=頻脈」、ブラディーは「心拍数が少ないこと=徐脈」です。
しかし、この言葉を覚えるのが大事なわけではありません。
大事なのは「なぜタキッてる/ブラディーなのか」です。
運動している、寝ている、熱発している、レートコントロールの薬を内服しているなど患者さんの状態を把握しておきましょう。
どんな波形をしているのか、様子をみて良いのか、治療が必要なものなのか判断が必要になってきます。
まずは、普段の患者さんのレートはどのくらいか知っておくことが大事だと思います。
☆SR,af,PVC,PAC
私の病棟でよく見る波形です。
SRは「洞調律」のことです。
「サイナス」という言葉を聞いたことはありませんか?それです。
SRはざっくり言うと「P波があって、それに続くQRS波がある。
R-R間隔は等しい」波形です。
afは「心房細動」のことです。
「エーエフ」という言葉はSR並みに聞いたことがあるのでは?
AF、afなど大文字なのか小文字なのかで心房細動なのか心房粗動なのか…分かりづらい。
心房細動のことは「af(エーエフ)」、心房粗動のことは「AFL(フラッター)」と呼び分けている印象があります。
afはざっくり言うと「P波がなくて、R-R間隔が不正」波形です。
PVCは「心室期外収縮」のことです。
読み方はそのまま「ピーブイシー」です。
VPCと表記されることもあります。
心室で・本来のタイミングより早く(期外)・収縮が起こること、そのままですね。
PVCはざっくり言うと「P波がなくて、QRS波がいつもと違う(幅が広い・形が違う)」波形です。
PVCが2連発続くと「PVCペア」、PVCが3連発〜4連発(or5連発)続くと「ショートラン」、PVCが5連発以上続くと「VT」とされています。
これは文献によっても違ってきます。
VTも持続時間によって分類されています。
PACは「心房期外収縮」のことです。
「上室期外収縮」とも言われます。
読み方はそのまま「ピーエーシー」です。
APCと表記されることもあります。
PVCの時と同様で、心房で・本来のタイミングより早く(期外)・収縮が起こること。
PACはざっくり言うと「P波はあるけどいつもより早いタイミング、QRS波の形は変わりない」波形です。