内視鏡についての疑問
内視鏡についての疑問
今回は内視鏡第5弾!疑問に思ったことを調べてみた。
検査時にサラサラ系の薬を止めない場合があるのはなぜか?
抗血栓薬を日ごろから内服している患者に対して内視鏡検査を行う際、観察のみの場合は粘膜損傷リスクが低く休薬の必要はない。
しかし、生検やポリペク、ESTなど、切除・切開・穿刺を伴う治療の場合は、出血のリスクが高まるため、内視鏡を行う前に、薬剤ごとに定められた一定期間の休薬を考慮する。
抗凝固薬のなかでもプラザキサやエリキュースは休薬必要期間が2日、イグザレルトやリクシアナなどは1日と非常に短いため、医師の判断でヘパリン置換せず休薬のみで済ませるケースもある。
抗凝固薬、抗血小板薬の休薬期間の目安は『抗血小板薬・抗凝固薬』にまとめてあるのでチェックしてみると良いかも…。
内視鏡検査時にブチルスコポラミンを使うのはなぜか?
ブチルスコポラミンは、副交感神経の神経伝達物質であるアセチルコリンの働きを阻害する抗コリン作用があり、消化管の蠕動運動の抑制や胃酸分泌の抑制効果がある。
そのためスコープの挿入や観察、治療を円滑に行うことが出来る。
ブチルスコポラミンの禁忌は?
・緑内障:瞳孔が開き、毛様体筋の弛緩により、隅角が狭くなり、房水の排出が悪くなり、眼圧が高くなる。
・重篤な心疾患:心拍数が増加することで、心臓に過負荷がかかる。
・麻痺性イレウス:消化管運動を抑制されるため病態悪化をまねく。
・前立腺肥大:膀胱収縮筋が弛緩し、排出力を弱め、尿道括約筋が収縮するため尿閉が起こる。
禁忌疾患の既往がある患者さんには、グルカゴンやl-メントール製剤の使用を検討する。