ジャンクショナルリズム

ジャンクショナルリズム

新しくきた患者さんのモニターを見てふと気づいた。
「あれ?この人R-R間隔が一緒だからパッと見SRだけど…P波なくね?」
先輩に聞いてみたら「これはジャンクショナルリズムだよ。」…え、何それ。って事で調べてみた。

 

 

 

ジャンクショナルリズムとは?

 

 

 ジャンクションとは、接合とか合流点などの意味がある。
高速道路とかでも「○○ジャンクション」とか聞いたことがあるのでは?

 

今回のジャンクションは心臓なので、房室接合部という意味で使われている。
ジャンクショナルリズムを日本語で言うと「房室接合部性調律」。

 

漢字を見ればなんとなく意味が伝わってくる。
房室接合部で発生した補充収縮が連続した場合、房室接合部性調律と呼ぶ。

 

 

 波形は冒頭で話した「P波はない(見えていない)けどR-R間隔は一緒」というパターンと「P波は下向きだけどそれに続くQRSがある。
R-R間隔は一緒」というパターンがあるらしい。

 

私が見たのはP波が無いパターンの方。
実際はP波か無いのではなく、房室結節中位で刺激が出て、心室と心房が同時に仕事をしているからQRS波にP波が被って見えていないだけ。

 

レートは房室接合部の自動能が30-60/分くらいなので徐脈ぎみ。
循環動態の悪化や症状が強い場合はペースメーカーの適応となる。

 

 

 洞結節からの刺激が出ないことで、「これじゃ心臓が止まる!」ってなった房室結節が代わりに刺激を出しているから、房室結節以下の刺激伝導系はしっかり働いている。

 

 

 

 

 

 

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