輸血

輸血A

今回は輸血第2弾!副作用を中心にまとめてみた。
輸血前・中・後の患者さんの観察は大事!どんな副作用があるのかは、絶対に先輩につっこまれるぞ。勉強しておこう。

 

 

輸血の副作用(即時型)

 

【ABO不適合】
血液製剤や患者の取り違えにより起こる人為的ミス。
血液中の抗体を破壊することで重篤になるケースが多い。
・時間:輸血開始直後~数日
・症状:発熱、悪寒、腹痛、胸痛、穿刺部位の熱感、疼痛、浮腫、息切れなど

 

【アナフィラキシー】
体内に異物(他の人の血液)が侵入したことで、強い抗体反応の結果により生じるショック症状。
軽度の場合には、輸血関連急性肺障害に似た症状であるため注意は必要。
・時間:輸血後10分以内
・症状:チアノーゼ、血管浮腫、皮膚の紅潮、腹痛、喘息症状、頻脈、血圧低下など

 

【輸血関連急性肺障害】
抗白血球抗体と白血球との抗原抗体反応により補体が活性化され、好中球が肺の毛細血管に損傷を与えることで発症する。
敗血症、肺炎、急性膵炎など重篤になりやすい。
・時間:輸血後1~2時間以内、あるいは6時間以内
・症状:呼吸困難、低酸素症、両側肺水腫、血圧低下など

 

【輸血関連循環過負荷】
輸血の容量負荷により起こる心不全。
輸血関連急性肺障害と似た症状であるが、比較には血圧の「低下・上昇」を参考にすると良い。
・症状:呼吸困難、頻脈、血圧上昇など

 

【細菌感染症】
血液製剤の不適切な管理、保管、によってパック内で細菌が繁殖し、輸血時に感染する。
菌血症やエンドトキシンショックなどがある。
・症状:発熱、悪寒、頻脈、嘔気、背部痛、血圧上昇、血圧低下など

 

 

輸血の副作用(遅発型)

 

【輸血後移植片対宿主症】
輸血後に体内でリンパ球が増殖し、増殖したリンパ球が組織を攻撃することにより起こる。
・時間:輸血後1~2週間
・症状:発熱、紅斑、下痢、肝機能障害、汎血球減少など

 

【ウイルス感染】
血液製剤内に存在するウイルスにより感染。
B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス、HIV、HTLVなど、さまざまな感染症が存在する。
・時間:輸血後数か月〜
・症状:発熱、悪心、腹痛、肝障害、リンパ節腫大、体重減少など、各感染症の症状

 

 

 

 

 

 

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