腹腔穿刺後の合併症

腹腔穿刺後の合併症

今回は腹腔穿刺第2弾!合併症をメインにまとめてみた。

 

腹腔穿刺後の合併症とその対応

 

・穿刺部から腹水の漏出
穿刺後の圧迫が不十分だと、穿刺部から腹水が漏れだすことがあるため、抜去後も『ガーゼ汚染がないか』確認を行う。

 

・腸管損傷による腹膜炎
腹腔穿刺の手技により腸管を傷つけてしまう危険性がある。
もし、腸管損傷した場合、腸内容物が腹腔内に漏れだし、腹膜炎を引き起こす恐れがあるため、穿刺後の『腹痛や発熱』には注意する。

 

・急激な排液によるショック
腹水が多量に貯留している場合には、一度に2〜3L排液することもある。
しかし、短時間で大量に排液すると、血管内から腹膜に体液が移動し、循環血液量が減少し、『ショック』を引き起こすことがある。
ドレナージチューブについた三方活栓で排液量を調整して一気に排液しないよう注意する。
もしショックになった場合は、すぐに排液を中止し、医師へ報告後、急速輸液や昇圧剤を開始する。

 

・穿刺部周囲の皮下出血
穿刺手技で周囲の血管を損傷し、皮下血腫を生じる場合がある。
特に、肝不全の患者や抗凝固剤の内服中の患者など出血傾向を伴っている場合に生じやすいため、『皮膚色の変化や腫脹』がないか注意深く観察する。

 

・腹腔内感染
穿刺時の無菌操作が不十分だと、腹腔内に細菌が侵入して腹腔内汚染を引き起こす危険性があるため、無菌操作を徹底する。

 

 

腹腔穿刺の部位

 

・モンロー点:臍と左前腸骨棘を結ぶ線(モンロー・リヒター線)の外側1/3の点
・マックバーニー点:モンロー点の反対側
・左右の肋骨弓下
・臍から2.5〜5cm下

 

 

 

 

 

 

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