低血糖
低血糖を起こした患者さんの対応
血糖コントロール中やインスリンを使用している患者さんなどに起こることのある「低血糖」。
自分で症状を訴えられる人であれば良いですが、状態によっては難しいこともあります。
私が1年目の時、患者さんの腋窩に体温計を入れようと体に触れたら「あれ?なんか寝衣が湿ってないか?」、血糖値を急いで測定してみたら低血糖だったってことがありました。
今回は患者さんが低血糖を起こした時の対応や起こりやすい状況について纏めてみました。
低血糖症状
低血糖とは、血液中のブドウ糖が少ない、正常な人の空腹時血糖の正常下限(70mg/dL)を下回っている状態です。
低血糖症状の覚え方として代表的なのが「は・ひ・ふ・へ・ほ」ではないでしょうか?
○は はらが減り
○ひ ひや汗
○ふ ふるえは低血糖
○へ へんにドキドキ
○ほ ほうちは昏睡
低血糖が起こりやすい状況は?
・食事の間隔が空いた/食事を抜いた/食事の量が少なかった
・激しい運動/空腹時の運動(早朝など)
・過剰な経口血糖降下薬/インスリン製剤
などがあります。
患者さんへの対応
患者さんが低血糖症状を訴えている、又は低血糖症状のようなものが出ている…さあ、あなたならどうする!まずは落ち着いて、血糖値を測定してみましょう。
患者さんによっては低血糖時の指示が入っていることがあるので確認してみましょう。
指示が入っていない場合は先輩に報告してDr.の指示を仰ぐことになると思います。
経口摂取が可能な場合はブドウ糖(5~10g)を内服してもらうことが多いです。
経口摂取困難な場合や指示によっては50%ブドウ糖注射液20mL以上をIV(静注)します。
大事なのは迅速な対応と、一人で先走らず指示をしっかり確認することです。
ブドウ糖を投与した後、一般的には30分後に血糖値を再検します。回復が十分でなければ再度IVすることもあります。